工場新設・設備投資に活用できる!
2025年補助金のトレンド
工場の新設・新規設備投資、省エネ化設備導入をお考えの皆様へ
製造業の現場では、生産性向上やコスト削減を目的とした設備投資が欠かせません。しかし、昨今の市況の変化や、賃上げなど、積極的な設備投資をしづらい環境にあるのも実態としてあります。
一方で、2023、2024年と積極的に設備投資を行った企業様もいらっしゃいます。その多くが政府や自治体が提供する各種補助金を活用されています。
賃上げ要求などに積極的に対応されている企業様こそ、自社の成長に必要な投資計画に適した補助金を積極的に活用することで初期投資の負担を大幅に軽減し、事業成長を加速させています。2025年の補助金のトレンドについて簡単にご紹介いたします。
2025年の主要な補助金制度と活用ポイント
ものづくり補助金 20次
「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」は、19次締め切りの公募まで発表をされていますが、2024年度予算内で20次公募の発表も予想されています。例年で行くと、2か月後をめどに〆切が発表されますので、もし設備投資計画をされる場合には、ご予定ください。
本年度のものづくり補助金の特徴としては、公募枠は2つに絞られており、製品・サービス高付加価値化枠と、グローバル枠の2つが対象となりました。新しい生産設備を導入する際に活用できる補助金です。
≪製品・サービス高付加価値化枠≫
- 従業員数5人以下 750万円
- 従業員数6~20人 1,000万円
- 従業員数21~50人1,500万円
- 従業員数51人以上 2,500万円
- 補助率:中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者及び再生事業者2/3
- 活用例:ロボット導入による自動化、省エネルギー設備の導入、新技術を活用した製品開発
≪グローバル枠≫
- 従業員規模毎の区切り無し 3,000万円
- 補助率:中小企業1/2、小規模企業・小規模事業者2/3
≪補助対象≫
機械装置・システム構築費、運搬費、技術導入費、知的財産権等関連経費、外注費、専門家経費、クラウドサービス利用費、原材料費、海外旅費、通訳・翻訳費、広告宣伝・販売促進費
中小企業新事業進出補助金
既存事業とは異なる、新市場・高付加価値事業への進出にかかる設備投資等を行う際に利用できる補助金で、設備投資やシステム導入費はもちろん、建物・構築物費なども対象となる補助金です。ここ数年、市場再編が進む中で、企業としての新たな分野への進出を支援し、事業の多角化を促進する補助金です。
- 従業員数20人以下 2,500万円(3,000万円)
- 従業員数21~50人 4,000万円(5,000万円)
- 従業員数51~100人5,500万円(7,000万円)
- 従業員数101人以上 7,000万円(9,000万円)
≪補助対象≫
建物費、構築物費、機械装置・システム構築費、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、外注費、知的財産権等関連経費、広告宣伝・販売促進費
- 補助率:1/2(補助額最大9,000万円)
- 活用例:新規製品ラインの開設、新市場向けの設備導入、新技術を活用した製品開発
中小企業省力化投資補助金
売上拡大や生産性向上を後押しするために、人手不足解消のための省力化投資に対する支援を行う補助金です。昨年までは「カタログ注文型」という事前に登録をされた機械装置・システムのみが対象でしたが、今年は一般型という、個別の現場や事業内容に合わせた設備・システムが対象となり、様々な省力化投資が可能となりました。労働力不足の解消や生産効率向上を目的とした設備投資を支援する補助金です。
- 従業員数5人以下 750万円(1,000万円)
- 従業員数6~20人 1,500万円(2,000万円)
- 従業員数21~50人3,000万円(4,000万円)
- 従業員数51人以上 5,000万円(6,500万円)
- 従業員数101人以上 8,000万円(10,000万円)
≪補助対象≫
個別現場の設備や事業内容に合わせた設備導入・システム構築
- 補助率:1/3~1/2(補助額最大1億円)
- 活用例:自動搬送装置の導入、AI・ロボット活用による省力化、生産ラインの自動化
この他にも、例年と比較して、2025年は大型補助金が充実しています。下記、2つは数億円規模の工場建設・設備投資に活かすことができる補助金です。2つの補助金は、募集要項も複雑ですので、詳細は当社営業までお問い合わせください。
大規模成長投資補助金
地域の雇用を支える中堅・中小企業を対象とした補助金で、人手不足等の課題に対応し、持続的な賃上げならびに、持続的な成長を目指す企業に対して大規模な成長投資を支援するための補助金です。補助金枠は最大50億円と高額であり、投資規模は10億円以上が必須とされている補助金です。
- 補助率:1/3(補助額最大50億円)
- 活用例:最先端設備の導入、大型生産ラインの構築、新工場の開設
中小企業成長加速化補助金
売上高100億円を目指す成長志向型の中小企業に対する大型の設備投資を支援する補助金です。事前に「売上高100億を目指す宣言」をする必要があるなど、従来の補助金とは少し異なる形態です。ここ1~2年、国が進める100億企業化を推進するために新たに設置された補助金で、経営ビジョン・シナリオが明確でサプライチェーンへ効果等の波及効果も要求される補助金です。(最低投資額1億円以上)
- 補助率:1/2(補助額最大5億円)
- 活用例:建物費、機械装置等費、ソフトウェア費、外注費、専門家経費
まずは、設備投資計画についてお聞かせください
補助金の申請には専門的な知識が必要であり、手続きが煩雑な場合もあります。三和電材では、設備の仕入れ・販売をしてた実績に加え、補助金に関する知見を有し、補助金のご提案も行っています。
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「申請手続きをどう進めればいいかわからない」
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