納入実績

タイヤ搬送自動化システム

施工対象 :

マテハン・ロボット・シリンダー

施工分類 :

新規製作

メーカー :

FANUC(ファナック)

型式   :

R-2000iC/210F

業界   :

自動車部品メーカー

施工納期 :

施工内容 :

ロボットシステム構築

人力による重量物搬送で作業者様への負荷が大きい

タイヤの組付け及び出荷を行っている会社様から、シュリンク機から出てきたタイヤの積み込みを自働化できないかと相談を頂きました。
タイヤとホイールを組み付けた後工程でシュリンクを行い、出荷用のパレットに積み込む工程を
現状は人力で対応しているが、タイヤの重量があるため、作業者への負担が大きく改善が必要な状況でした。

このような重量物を繰り返し運搬する業務では、作業者様への身体的負荷から体に支障をきたしてしまったり、
落下時のけがなど様々な労働災害のリスクが伴ってしまいます。

また、負荷が大きいため作業者様も定着しづらく人員も流動的で
人件費がかさむことに加えて、作業効率も安定しないデメリットもございます。

ロボットシステムで自動化することでリスクとコストを低減

現場を訪問して、現状のヒアリングから、システムの構想図の設計、要件定義まで一気通貫で対応させていただきました。
今回は、作業者様の負荷の大きいシュリンク後のタイヤの搬送と、パレットへの積み込みを自動化するロボットシステムを提案いたしました。

日頃ロボットを使用されていないお客様でしたので、ロボットシステム導入に必要な仕様等も特に用意がなかったため、
搬送対象物の重量や、工場の使用可能なスペースの確認、搬送チャックのテスト等、協力会社様主導で
丁寧にご対応をしたことで、お客様も安心してシステムを検討頂くことが出来ました。

タイヤを包装するシュリンク機械から出てきたタイヤを搬送ライン上に人力で載せるだけで、
タイヤの大きさを自動検出解析し、ハンドリングロボットでタイヤのバンド掛け工程及びパレット上に積込みすることが可能です。
またパレットに関しても搬送ラインにて送りたい場所(ポイント)まで搬送できます。

【工程内容】
①シュリンク機から出てきたタイヤの径と厚み(タイヤ幅)を測定する。
②ロボットで測定後のタイヤを取り出す。
③バンド掛け機に投入し、指定回数バンド掛けを実施する。
④バンド掛け後のタイヤをパレットに乗せる。
⑤ ①~④を繰り返し、パレットへの段積みが終了したら、パレットをリフト取出し箇所までコンベアにて搬送。
⑥パレットハンドに変更し、パレットをコンベア上に設置する。
⑦タイヤハンドに変更し、①へ戻る。
※タイヤだけでなく、段ボールに入ったホイル等も搬送できます。

メーカー:ファナック
型式:R-2000iC/210F

結果として、負荷の大きかった工程の自働化が出来、作業者様への負担が大幅に軽減されたとお喜び頂くことが出来ました。
労働災害のリスクが減ったと同時に、作業も定着しやすくなったことで
人員確保のためにかかっていた費用も削減することが出来ております。

本事例のように、作業者様への負荷の大きい作業でお困りごとをお抱えのお客様はおられませんでしょうか。
ロボット等を活用した自動化システムを構築することで、作業者様の負荷が軽減されるのみならず
様々な工数・コストを削減できる場合も多くございます。

ロボットを使ったことがないお客様に関しても、ご相談ベースで対応させていただきます。
ぜひ、お気軽にご相談ください。


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