納入実績
蒸気（ボイラー）からヒートポンプへの置換
蒸気（ボイラー）熱源でコスト低減・無人化が難しい
自動車部品を製造しているお客様から、洗浄工程の薬液の加温に関してご相談を頂きました。
こちらの部品工場では、洗浄機にて製造部品の脱脂をしており、その際に薬液を加温する必要がありました。
従来は蒸気（ボイラー）を用いて加温を実施されておられましたが、昨今の燃料単価の高騰もあり、
ランニングコストの削減及びCO2削減が可能な機器をお探しの状況でした。
燃焼式の機器を用いて加温を行う場合は、安全面から、作業者を配備する必要があるため、
稼働させる際の人員の確保、人件費が問題となるため、こちらの課題も併せて解決したいとのことでした。
また、CO2の削減は、「省エネ」「脱炭素」の観点から、非常に需要が高まっているニーズでもあります。
2020年に宣言された「2050年カーボンニュートラル宣言」を受けて、大手企業のみならず
サプライチェーン全体へのCO2削減が求められています。
ヒートポンプへ切り替えでコスト低減・自動化を実現
今回は、蒸気（ボイラー）の燃料コスト及びCO2削減が課題でした。
燃焼式設備の全廃も視野に入れて検討し、ヒートポンプへの熱源の転換を希望されておられました。
この度、当社から循環式のヒートポンプを提案させていただきました。
【提案内容】
メーカー：東芝キャリア
型式：HWC-H7001H2 x2
ヒートポンプとは気体の圧縮に伴う温度上昇や、膨張に伴う温度低下の性質を利用して、熱を必要な場所に移動させる技術のことです。
ヒートポンプは熱を移動させるだけで、作るわけではないため使用するエネルギーが少量で済み、省エネを実現する技術として注目を浴びています。
使用条件にもよりますが、ヒートポンプを活用することでランニングコスト・CO2排出量共に、60％ほどの削減することが可能です。
また、燃焼式とは違い無人での運用も可能であることから、保全の方が朝早くに現場に出る必要もなく、
タイマースケジュールにて運用ができるため、人員の確保・人件費の問題も解決いたしました。
本事例のように、工場設備のランニングコストの削減に加えて、
保全担当者等の人員確保、働き方改革でお悩みをお持ちのお客様はおられませんでしょうか。
省エネ設備の豊富な提案実績を持つ当社であれば、
エネルギーコストの低減のみならず、働き方改革に繋がる提案も実施することが可能です。
工場のエネルギーコストの低減や、安定稼働に向けた働き方に関してお悩みをお持ちのお客様は
お気軽にご相談ください。
