産業用ロボットの点検・メンテナンスの重要性
日本国内の大手メーカー様が生産しているロボットは、長期間の修理・メンテナンスをすることなく、正常に稼働している事が多くあります。そのため、導入以来、ロボットの点検・メンテナンスを一度もしたことがないお客様も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、ロボットのメンテナンスの重要性についてご解説いたします。
!このようなロボットを保有されている方は要注意!
- ロボットを導入してから、一度も点検・メンテナンスを実施したことがない、、、
- 直近でグリスやバッテリーを交換した時期を覚えていない、、、
- ロボットを動作させた際に、本体から異音や振動が発生している、、、
- 社内の保全メンバーの稼働が忙しく、点検・メンテナンスを実施する目途がたっていない、、、
⇒ 上記に一つでも該当したお客様は、至急!点検・メンテナンスを検討ください。
産業用ロボットをメンテナンスすることによるメリット
産業用ロボットにはグリスやバッテリー等の消耗品も組み込まれています。また、それらの消耗品にはメーカーによる推奨交換時期があります。例えば、ファナック製のM-10iAでは、3年もしくは11,520時間使用すると部品を交換する事をメーカー様が推奨しております。
また、定期的にメンテナンスを行い、消耗部品を交換することで、産業用ロボットの更新頻度が少なくなり、イニシャルコストを大きく削減することが可能となり、トータルコストダウンを実現します。
産業用ロボットをメンテナンスしないことによるデメリット
産業用ロボットを定期的にメンテナンスしないことで、モーターや減速機の劣化による位置決めのズレ、接続ケーブルの損傷による異常電流や不安定な稼働、そして万が一のトラブル時に備えたバックアップデータの不足に陥るなど、予期せぬ突発故障が生産ラインの短時間または長時間の停止につながるリスクがあります。
これらのトラブルを防止するためにも、定期的なメンテナンスは必要です。
産業用ロボットの日常的なメンテナンスの対象項目
ロボット本体のバッテリーやグリスなどの交換部品・消耗品を定期的に交換することで、産業用ロボットの消耗を最小限に抑える事が可能となります。また、消耗品のみならず、産業用ロボット本体の確認も日常的に行う必要があります。
メンテナンス対象項目1:ロボット本体の確認
- 油分の滲み有無確認
- 振動、異音、モータの発熱有無確認
- オイルゲージの確認
- 外観的な汚れと損傷確認
メンテナンス対象項目2:ハーティングコネクトの緩み
- 損傷の有無確認
- 接続緩みの有無確認
メンテナンス対象項目3:制御装置の損傷
- 外観損傷の確認
- 冷却ファンの動作確認
メンテナンス対象項目4:ティーチングペンダントの確認
- 液晶の表示状態の確認
- キーシートの損傷有無確認
- 外装の損傷、割れ有無確認
メンテナンス対象項目5:ティーチングペンダントケーブルの外観
- 損傷やねじれの有無確認
産業用ロボットの納入実績
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